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レッスンのコンセプト


ここでは私のレッスンのコンセプトをご紹介します。音のレッスンが中心になっており、基礎全般を見直します。初心者の方を始め、どのレベルの方でも受講できます。

音のレッスンでは、まず「素直な音・ストレートな音」で吹けるように、アンブシュアや息などを改善していきます。これは次の段階で音を変化させていくのに必要な、基本になる音です。

スイスのフルーティスト、ペーター=ルーカス・グラーフは「倍音の少ない音・倍音を程よく含んでいる音・倍音の多い音」の3つの音を勉強しなさいと言っています。私はこれを色に例えています。仮に青色で例えると、倍音の少ない音は水色、倍音を程よく含んでいる音は青、倍音の多い音は濃紺となります。「水色・青・濃紺」の音色を出すためにはそれぞれ練習方法がありますので、レッスンでは実際に試しながらコツをつかみます。3つの音色が出せるようになったら、それを曲で自在に使えるようにしていきます。フルートは音量をあまり変えられませんが、音色が変化するようになると、色彩感が生まれて音楽が生き生きしてきます。

レッスンで他に取り上げることが多いのは、タンギングとヴィブラートでしょう。

伝統的な邦楽にはタンギングがありませんし、日本語の発音は西洋言語のそれと違う部分も多く、私たち日本人はタンギングが不得手と言われています。タンギングをすると、同時に顎が動いてしまうことがありますが、舌だけを独立して動かせるように練習するなどしていきます。

かのマルセル・モイーズは「ヴィブラートは心臓の鼓動のようなものだ」と言っていたそうです。ヴィブラートのかかっていない音(身体)は健康的であるべきですし、音楽(曲想)に合ったヴィブラートが必要です。嬉しいときと悲しいときでは心臓の鼓動の早さも違います。弦楽器のヴィブ ラートのように技術として捉え、練習していきます。

ベルリンフィル首席フルーティストのエマニュエル・パユは、フルートを「風の楽器」であると表現しています。私たちはフルートに風を送り込み、フルートはその風に素直に反応しているだけなのです。レッスンではその仕組みを勉強していきます。

レッスンに際しては、まずは受講される方に課題や改善したいことを伺っていますので、ニーズに応じてレッスンを進めることができます。興味を持っていただいたら、講習会やセミナーにぜひご参加ください。共に勉強していきましょう!


関根雅裕
(2014年5月26日更新)

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